数千年に亘り古代のファラオが築いてきたピラミッドや神殿群はいまや貴重な観光資源としてエジプトの財政を潤しているが、当時の神々もその一端を担って大活躍をしていた。
糞ころがしで有名なスカラベばかりではなく、イヌやネコや鳥など、いろんな動物が古代エジプトにあっては神様だった。エジプト人の優れたデザインセンスがそれらの神々を素晴らしいキャラクターとして造形化し、それを模した置物やマスコットが大量に商品化されみやげ物店の棚に勢ぞろいしている。それどころか店の看板やアイキャッチャーとして八面六臂の活躍ぶりなのだ。
わが国にも神々はたくさんいらっしゃるが、商品としてのキャラクター性には乏しい。天照大神や日本武尊は商品価値に乏しいし、七福神は成金趣味的で今風のセンスに欠ける。エジプトの神が素晴らしいのは動物の姿をしていることもあるが衣装や冠などの装飾性に富んでいることもある。どのアイテムも自分の部屋に飾ってみたくなるような現代にも通じる魅力を備えているのだ。自然資源の乏しい国にあって古代人の遺してくれた遺産は大きい。
写真はアヌビス神といい、犬の姿をした死者の神で墓地の守護者でもある。ちょっと土産物屋の呼び込み役には相応しくないが、注目度はバツグン。
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