 |
 |
 |
|
 |
海外で街中を観光していてトイレに行きたくなったらレストランか喫茶店に駆け込むしかない。喫茶店なら歩きつかれた一休みにもなり一石二鳥。カイロ一のみやげ物センター街、ハーン・ハリーリで自由解散となったときはこの喫茶店に入ると先ず決めた。舗道をテーブルが占領し、パリのようなオープンカフェ方式である。
間口の全壁面がサインとも装飾ともとれる文字と絵柄で埋め尽くされていて雰囲気十分。大きなモスクに囲まれた広場に面していて誰しもこの賑わいの中に浸ってみたい誘惑に駆られるのではなかろうか。しばし付近をウオッチングしたが、香辛料店、仏具店、骨董品店のすべてがこんな調子の壁面べったり、ハデハデサインなのだ。これがエジプト式なのだろう。しかし、天性の才能というべきか、センスがあり、猥雑間はない。
ひと歩きの後、空きテーブルをみつけて座ったら、粋なお兄さんが注文をとりに来た。銀盆に載せられたティーは小ジョッキぐらいのグラスになみなみと入っていて、小さな器に盛られたざら目状の砂糖と水のグラスが添えられていた。水はエジプトではレストランでも別料金。これで勘定が一ドルとは観光客と見ての値段だろうが、私にはずいぶんと安く感じられた。 |
|
|
 |
|
|
 |
 |
|
 |